百合子の秘め事-肉じゃがの後のデザートは……

お鍋の中でぐつぐつと、野菜やお肉が煮えています。
作り方は前に作った時はレシピを調べて、でも味付けは自分の家のものに近づけた感じで。
一人暮らしを始めてから何度も作っているので、特に大変なこともありません。
「でも……肉じゃがって、ベタじゃないですか?」
いい具合に味が染みこんでいる様子の肉じゃがをかき混ぜながら、ポロッと呟いてしまいました。
「そうかも知れないけど、それでいいんだよ」
と部屋でお行儀よく待っている寺田さんは言います。
「僕も自炊はするけど、一人暮らしが長いとつい適当になっちゃって。時々こういうのが食べたくなるんだよね」
今日は二度目の、私がご飯を振る舞う日。
メニューは何にしようかと悩んで寺田さんに聞いてみたら、肉じゃがをリクエストされたという次第です。
そんな訳で普通にうちの味を披露する感じになっちゃっていますが、私は彼の口に合うかなぁと少し不安。
自分では小さい頃から当たり前に食べていた味だけど、やっぱりご家庭によって味付けが少しずつ違ったりするものだから……。
先日の拓也の件もあって、今日は駅までのお迎えもできず寺田さんが単身私の部屋まで来てくれました。
ドアの前に到着してから、LINEで「着いたよ」と連絡して貰ったりして……あの件の影響が色々とありますが、寺田さんの顔を見るとその鬱屈もパッと晴れてしまうのだから、私って現金。
でもそれだけ彼と一緒に過ごせる機会が嬉しいんです。
生憎私に生理が来てしまったから、エッチはお預けですけど……
ピルを飲み始めてからというもの、特に副作用はなくて安心しましたが、やっぱり生理は大体予定通りに来ました。
でも調べた通り、いつもより軽い感じがします。
私は元々重い訳じゃないけど、それでも随分楽な感じ。
高校の頃から生理が重くて大変な友達もいたから、そういう子にも普通にピルが広まるようになったら大分変わるんじゃないかなぁと思ったのでした。
だって、重い人は本当に大変そうで、毎月寝込んでしまうくらいの人もいるから。
私みたいに面倒だなくらいじゃ済まない人もいると思うと、月イチでそういうモノがくる女性ってやっぱりちょっと貧乏くじだなって思います。
どうして他の哺乳動物みたいに、軽く済むように進化しなかったのかな……。

そんな話は置いておいて、出来上がった肉じゃがを盛りつけます。
今日作ったのはネギと豆腐のお味噌汁ときゅうりの浅漬け、そして肉じゃが。
オードソックスな和食って感じですね。
「すごい、美味しそうだね」
「当たり前のものしか作ってないですけど……」
「いや、味噌汁に漬物まであるなんて立派だよ」
寺田さんに褒めて貰えて嬉しいけど、そんなに特別なものを作った訳じゃないのでなんと言えばよいのやら。
でも浅漬けだって簡単にできるものだし、白米の食事の時はあるといいなって思うからちょくちょく作るし、そこまで手の込んだものはないんだけどな……。
早速箸を手にした寺田さんは、美味しい美味しいと言って手料理を食べてくれました。
いずれ就職するために大学に通ってるけど、こんな風に好きな人の喜ぶものを作る暮らしもいいな……なんてつい思っちゃいます。
私もいつか結婚する時が来るのかな、その時はどうなっているのかな。
想像しきれない部分もあるけれど、その時もこんな風に幸せな時間が過ごせていたらいいな……。
そんなことを思いながら、私も肉じゃがに手をつけます。
うん、味が染み込んでいて美味しい。
上手くできててよかった。

夕食を済ませた後は、お茶を飲みながらまたのんびり本の話をしました。
寺田さんは最近読んだSF小説の話をしていて、私はSFはあまり読まないんですが面白そうだなと思って……読書の幅がまた広がりそうな気がしました。
スキンシップも少し……と思って肩を寄せてみたりするのですが、寺田さんは普段はあんまりベタベタ触ってくるタイプじゃないからなかなか難しいです。
触れる時は雰囲気というか空気というか、そういうのを察して自然な感じにっていうのが多いからなぁ。
そういうのをさり気なくできるのも、すごいとは思うんですが。
寺田さんと触れ合いたい……でもあまりスキンシップが過ぎるとエッチな気分になっちゃいますし、生理の時とかは困りますよね。
生理中は出血のせいで粘膜もデリケートになっているし、女の子には大事な部分だから色々と気をつけないといけないところですし。
それでも身体を少しくっつけるくらいならと思って隣で腕を触れ合わせるようにしていたら、段々寺田さんの口数も少なくなってきちゃいました。
何かを躊躇っているような……
あれ、これってちょっと、そういう雰囲気?
寺田さんとエッチなことをするようになって慣れてきたからか、少し私にも察せるようになっていたのです。
でも私が生理だということは知っているから、このままだと寺田さんは黙って何事もなく終わらせちゃうんじゃないかと思ったんです。
「寺田さん、あの……ちょっといいですか?」
そう断りを入れて、そっと寺田さんの下半身に手を伸ばします。
特に止める様子もなかったので、そのまま股間の部分に触れてみると、やっぱりちょっと膨らんで硬くなっていました。
「あの……あの、もしよかったら、口でしてもいいですか……?」
「いいのかい?」
「はい……」
フェラチオはエッチの時に何回かしているとはいえ、お互いそういう話題ではなく服も着ている状態で切り出すのはちょっと恥ずかしかったです。
でも、最近は特に気持ちよくなっちゃうとそっちに気を取られているうちにフェラチオをするタイミングが掴めなくて、なかなかすることができなかったので丁度良かったのかも。
いつも私を気持ちよくしてくれる逞しくて素敵なおちんちんを、私も気持ちよくしてあげたいと思っていたので。
スラックスの金具を外してジッパーを降ろし、下着から取り出すと寺田さんのおちんちんは始めに触った時より更に固く充血し始めていました。
私がフェラチオするって申し出たからかなと思うと、嬉しかったです。
両手の指で優しく擦るとムクムクとどんどん大きくなって、立派に反り返っていつもエッチする時のビンビンな状態になりました。
私それを思わずうっとり眺めながら、亀頭を包むように手で刺激しました。
このおちんちんをおまんこに入れて貰いたくなってしまって、お股がうずうずしてきます。
でも、今日は無理だから……精一杯口でご奉仕しようと、先端を咥えました。
舌に伝わってくる躍動を感じながら、ペロペロと鈴口や裏筋を重点的に刺激するように舐めていきます。
同時に力強く反っている幹も手で扱いて、先の方は口の中で扱くように頭を前後に動かします。
私のフェラチオ、少しは上達しているのでしょうか?
寺田さんはぴくぴくしている腰を堪えて押さえつけているみたいで、私の喉を突いてしまわないように気を張っているようでした。
確かに喉までいっちゃうと苦しいけど、寺田さんにならちょっと、イラマチオとかされてみたいななんて思ってしまう自分がいたりします……。
口の中でピクピクして、膨らんでいくおちんちんがひどく愛おしくて、塩気と苦みのある先走りをすすりながらジュポジュポと音を立ててフェラチオを続けました。
ああ、この力強いおちんちんをおまんこに欲しい。
おまんこがキュンキュンして、余計に経血が出てしまいそうでした。
「あぁ、百合子ちゃん……!」
私の髪を撫でていた寺田さんの手の指先に力が入るのと、おちんちんの先端がビクビクするのを感じて射精しそうなんだと察しました。
そのまま、そのまま口の中に出して!
言葉にできない代わりに前後する動きを早くすると、ビクッビクッと震えたおちんちんから勢いよく粘液が吐き出されました。
「んんんっ……!」
上顎や喉に熱い液体が沢山浴びせかけられて、口の中を犯されたんだという感覚が強くなります。
どろどろしていて独特な味がするので飲みにくいけれど、私は沢山吐き出されたザーメンをゆっくり飲み下しました。
だって寺田さんのザーメンだもの、吐き出しちゃうのは勿体なくて……。
ごくんと喉を鳴らしておちんちんから口を離すと、寺田さんがティッシュで拭いてくれました。
「百合子ちゃん、ありがとう」
そう言って優しく抱き締めてくれる寺田さんの体温に安心して、私はしばらく身を委ねていました。
どうしてもおまんこが疼いちゃうのは、考えないようにして。

寺田さんが帰った後トイレに入った私は、やっぱりナプキンについた液体の量が多くなっていることに恥ずかしくなってしまいました。
多分経血と私のお汁が混じって、赤い液体が増えちゃったんでしょうね。
経血の量自体はピルのお陰で軽くなっていたから漏れなくてよかったけど、やっぱり生理って邪魔で煩わしいものに感じてしまいます。
早く終わって、また寺田さんに生で挿れて貰いたいな……。

 

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