百合子の秘め事-ご馳走は私?・2

「あぁぁっ、あ、あんんんん……っ!」
まだ早い時間、ホテルとは違う自分の部屋なのも忘れて私は喘ぎ声を漏らしていたことに気がついて、慌てて自分の口を塞ぎました。
そのことに気が削がれたからか、クリトリスでイッた筈の私の身体はまだ物足りなそうにうずうずと蠢いています。
まるで私の状態を読み取ったかのように、寺田さんの指は濡れそぼった布地をずらして直接私のおまんこに触れてきました。
「あむぅ、うんんんっ……!」
私のお汁で濡れた指が、直にクリトリスを捏ねてさすって、同時に膣口をくちゅくちゅと掻き回してきて、瞼の裏側に火花が飛びました。
すごく気持ちいい、気持ちいいけどもっと欲しい。
おまんこのナカでも気持ちよくなりたくて、私は自分の貪欲さが怖くなってしまいます。
「うぅ、寺田さん……」
「怖がらなくても大丈夫だよ。お隣さんに聞こえちゃいそうで気になる?」
「はい……周りの部屋の音が気になったことは、あんまりないですけど……」
そういえば、丸2年暮らしてきてそんなに騒音なんかが気になるようなことはなかったななんて、今更になって思い返していました。
……少しくらいなら、大丈夫かな……。
「隣や上の階の生活音が気にならないなら、大丈夫かも知れないね」
「あっん……」
言いながら乳首を捏ねる寺田さんの指に、思わず声が漏れました。
本当に大丈夫かな、気になりながらも気持ちいい時に出てしまう声は抑えきれません。
「あぁぁ、はぁぁんっ、もっとぉ……」
隣に聞こえないか気になるのに、欲に負けてねだってしまいます。
寺田さんはそれに応えて、おまんこのナカに指を差し込んで出し入れし始めました。
二本の指先がGスポットを擦って、入り口の媚肉がキュウキュウと指を締めつけます。
「ああ、あぁ、いいっ、すごい……っ」
私は寺田さんの指に与えられる快感に溺れて、腰をくねらせていきます。
隣の人に聞かれてしまうかも知れないのに、そう思っていることで妙に興奮していました。
聞かれているかも知れないということが、快感に繋がるなんて……羞恥を感じながらも、気持ちよさと喘ぎ声は止められません。
「あぁん、あん、あっ……気持ちいい、すごっ……イクッ、イク、もうイッちゃう!」
甘い痺れを追っているうちに、やがて足腰にガクガクと震えが走って目の前が真っ白になります。
ビクンビクンと背を仰け反らせながらイッて、私の肩からガクンと力が抜けました。
トロトロのおまんこが、溢れた愛液でぐちゃぐちゃになっているのを感じます。
「ベッドに行こうか」
「ふぁ……っ、はい……」
私を抱え上げる寺田さんの身体にしがみついて、ベッドの上に運んで貰いました。
ああ、自分のベッドの上で抱かれるんだ、寺田さんに……。
なんだか夢みたいで、中イキの余韻もあるけれどぽーっと寺田さんを見上げました。
「下着、脱いじゃおうね」
濡れた下着をずり降ろしていく手を助けるように、足腰を動かします。
改めて見た自分の下着が本当にぐっしょり濡れていて、すごく恥ずかしい……
こんなに自分のおまんこから愛液が湧いてしまうなんて、少し前の私では想像もできないことでした。
びしょびしょになるくらい感じられるようになったのは、寺田さんのお陰。
寺田さんが私のエッチな部分を優しく揺り起こしてくれたから、今女としての快楽を味わうことができるんだ。
そう思うと、感謝の気持ちとともに好きだという思いが胸から溢れてしまいそうになりました。
「挿れるよ、いい?」
膝裏を持ち上げて大きく開かされた足の付け根、潤んだおまんこの入り口に寺田さんのおちんちんの先が押し当てられています。
嬉しい、今日も生で挿れてくれるんだ。
生セックスも三度目だけれど、今日はお互い服を殆ど着たままなんて、少し珍しい状況で。
……拓也と付き合っていた頃は、割とよくあったかななんて思い出してしまいました。
でも、快感も状況も寺田さんとだと全く違う雰囲気で、彼が全部昔の私を塗り替えてくれるような、そんな気がしたのです。
「はい……来てください」
私が頷くと、ぐぷっと傘の張った亀頭が膣口に潜り込んできました。
「はあぁ……っん!」
いつも初めに挿入される時は、衝撃を感じてしまいます。
でもそれが気持ちよくて……生の逞しくて力強いおちんちんを直におまんこで感じて、私はすぐに昂っていってしまうのです。
反り返ったおちんちんの先が何度かGスポットを擦るだけで、もうイキそう。
「ああん、あぁぁ、寺田さぁんっ!」
隣に聞こえちゃうかもという不安を捨てきれないのに、声が止まりません。
「イク、イクッ、もうイキますっ……!ああぁぁぁっ!」
生おちんちんで抉られてGスポットでイキながらも、おまんこの奥が疼いているのを感じます。
ビクビクする腰の奥でもっともっと、早くポルチオを苛めてと女の私が求めているのを、ずっと感じていました。
寺田さんが丁寧に順繰りに気持ちいい場所を責めてくるものだから、もうすっかりそれを覚えてしまって奥に刺激をくれるのが待ち遠しいのです。
Gスポットで充分に私が気持ちよくなったのを確かめたからか、寺田さんのおちんちんがぐっと奥に押し入ってきました。
それ、それをずっと待ってたの、すごくすごく気持ちいい!
「はあぁぁぁんんんっ、奥、奥ぅ……!」
もう声が隣に聞こえちゃうかもなんて心配していたことも忘れて、私は嬌声を張り上げて背を反らしていました。
「おまんこの奥、気持ちいいかい?」
「あうぅん、おまんこぉ、気持ちっ、気持ちいい……あぁ、くううぅぅんっ!」
誘導されるみたいに恥ずかしい言葉も口走りながら、私は四肢をびくんびくんとのたうたせながら寺田さんがくれる快楽を貪りました。
コリコリしたポルチオを、生のおちんちんの先端がこねくり回して、おまんこも腰も蕩けちゃいます。
逞しく反り返ったおちんちんに絡みつきながら、ザーメンが欲しいとおまんこがキュンキュン収縮しているのが分かります。
「あうぅぅ、うぅぅんっ、欲しいっ、欲しいですぅ、せーえき、いっぱい……っ!あんんんっ、ダメっ、ダメ、イクッ、イクぅ……!」
いっぱいドピュドピュ奥にかけて欲しいと心も身体も願いながら、私のポルチオはもう耐えきれなくて絶頂の感覚に押し上げられてしまいました。
全身がふわふわして頭の中にドバドバと幸せな感覚が満ちていって、もう戻って来られません。
「はううぅぅぅん、あうううぅぅぅんんん、くぅぅ……っ、んうぅぅぅっ!」
もう、身体全体がおまんこになってしまったみたいに、ポルチオの絶頂感に浸り続けてビクンビクンと震え続けます。
最高、幸せ。
ここにザーメンいっぱい注いでくれたら、もっと幸せ。
赤ちゃんの素をいっぱい中出しして、私を受精させて欲しい。
本能めいた欲望に任せて、おまんこの肉がキュウキュウと寺田さんの大きく充血したおちんちんに絡みつく幻覚がイキまくりの頭に過っていきます。
あなたの赤ちゃんを産めたら幸せなのに……
そんな思いも一瞬過っていって、本当に妊娠してしまったらという思考も快楽と一緒くたにぐちゃぐちゃになって。
寺田さんの出すよという声、呻く声に必死で縋りつきました。
何度か激しいピストンに突き上げられて声を上げた後、ドクドクッといつもの激しい勢いと熱さがおまんこの奥に浴びせかけられます。
「あぅああぁぁっ、あぁぁぁん、出てるぅ……!あ、あはぁぁ……っ!」
びしゃびしゃとポルチオや奥の膣肉に打ちつけられるザーメンの感覚に押し上げられるように、もう一段高いところに飛んでしまうのが信じられないくらい気持ちよくて、この瞬間時間が止まってしまったらいいのにとぎゅっと目を閉じました。
「あぁ……あ、はぁ……っ……」
息を荒げてまだビクビクと震えている私を、深く繋がったままぎゅっと抱き締めてくれる寺田さんの温もりが本当に好きで安心します。
お互いの間に服の感触があって、そういえば今日は裸じゃなかったんだとなんとなく思い出しました。
肌蹴たシャツに、ホックだけ外しておっぱいの上にずり上がっているブラ、捲り上げられてくしゃくしゃになっているスカート。
自分で見ても、随分しどけない格好です。
寺田さんも男性器を出すためにスラックスの前を開いているくらいで……襟元を緩めているのが眉を寄せて息を吐いているのと合わせて、妙に艶っぽく見えてドキっとしてしまいました。
「……っあ」
寺田さんが身動ぎして、私のナカに埋まっているおちんちんの存在感を思い出してハッとします。
大きくて硬い……あんなに出したのに。
私のこんな格好を見て、寺田さんも興奮してくれてるの?
嬉しいような恥ずかしいような気持ちでいる私のおまんこは、ぎゅっと元気なおちんちんを締めつけていました。
「百合子ちゃん……」
私を抱き締めたまま、寺田さんが呟きます。
「そんなに煽らないでくれるかな?」
「え、そんな……」
私、煽ってなんかいません。
そう言おうとしたけど、でも私の身体の方は貪欲に「もっと気持ちよくして!」って、寺田さんのおちんちんに甘えていました。

 

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