あなたも痴漢の被害者です

2023-03-07

皆さんは痴漢についてどう思いますか?
「痴漢プレイ大好き!」という方もいらっしゃるかも知れませんが、それは同意の上でやるべきことで、相手が嫌がっていたり同意を得られずに一方的な行為に及ぶのは、紛れもなく犯罪です。
痴漢はフィクションの作品やプレイの一環として楽しむのに留めて、公共の場所で痴漢行為を行うことは絶対にやめてください。

なぜ痴漢がダメかというと、痴漢をされた女性(男性にも被害者はいますが……)は、ものすごくショックを受けてしまうんです。
そのせいで男性が嫌いになったり、信じられなくなったりして、その後男性とエッチをすることも出来なくなってしまう可能性があります。
(最悪、家から出られなくなったり自殺をしてしまう女性もいます。痴漢はそれくらい被害者を傷付けてしまうことなのだという現実を、知ってください)
将来自分とエッチしてくれる可能性がある女の子の存在も殺してしまう痴漢の存在を、どうして放っておけるのでしょうか?
個人的に、男性の素晴らしさを知る前に嫌な部分を知ってしまって、エッチの喜びを知らずに若い時間を無駄にしてしまうなんて本当に勿体ないです!
たった一人の犯人のせいでいい思いをする男女が減ってしまうなんて、許せないですよね!

私は徒歩か自転車での通学だったので、幸い交通機関での痴漢には遭ったことがありませんが、友達や同じ学校の人たちからはよくそんな話を聞いたものでした。
それに、道端で自分の性器を見せてくる男性や、ショッピングモールで何処までも後を付いてくる男の人などがいてとても怖かった記憶があります。
まだ自分の身に害がなかったから、そういう怖い人たちがいるんだという程度で済みましたが、それでも男性に嫌悪感が湧いた出来事です。
実際体を触られていたり、性的な被害に遭っていたらどうなっていたか分かりません。

また痴漢の話になると、直接の被害者のことは置いて「冤罪が怖い」という男性もいますね。
この冤罪も痴漢の存在が生み出しているもので、冤罪を恐れている人や実際に冤罪をかけられた人も、痴漢による被害者だと言えます。
痴漢を見て見ぬふりをするということは、自分が痴漢の濡れ衣をかけられても構わないと言っているも同然なのです。
逆に言えば、たった一人の痴漢が、冤罪も含めそれだけ多くの実害を出しているのです。

そこで考案されたのが、痴漢抑止バッジです。
当初は被害当事者の女子高生が考案した当事者向けのもので、後に「男性も見て見ぬふりはできない」と男性用の抑止バッジも心ある男性の手で作られました。
その流れを汲んで活動されているのが、こちらの第三者向け痴漢抑止バッジの企画です。
アトリエ氷魚 第三者向け痴漢抑止バッジ
第三者向け痴漢抑止バッジ 男性・当事者以外・見守り 販売ページ
私もこのアクションに感銘を受けて、公共交通機関に乗る時にはこのバッジを付けさせて頂いています。
主催の方は全国統一テストの際の痴漢撲滅運動などの状況を経て、このアクションを広めていきたいとのことですが、個人の活動であるせいか残念ながらあまり知られていません。
このブログを見ている方の中で心ある方にご賛同頂けて、第三者向けの痴漢抑止バッジのアクションを周囲の方にも広めてくださったらと思い、こうして記事を書きました。
(私のブログだと一般の方には見せ辛いと思うので、上記の痴漢抑止バッジに関するサイトを引用して貰えればいいなと思います)

この記事は主催の桐川紀さんから許可を頂き、啓発イラストをお借りして作成いたしました。
(桐川さんのお名前が間違った表記になっていました。申し訳ありません)
皆さんもどうか痴漢や性犯罪について真剣に考え、男女ともに性を楽しめるようにするにはどうしていくのがいいかを考えてみてください。
ひとりでも理不尽なことで傷付けられる人を減らし、性に対して悪い印象を減らしていくのは、女の子とエッチしたいと思っている男性にとっても益のあることだと思います。
だってエッチって最高に気持ちよくて、幸せになれる行為ですから。
自分さえ良ければ他はどうでもいいなんて考えはやめて、みんなにとって生きやすいよい社会を作っていく方が、セクシャルな方面から見ても絶対にいいと思います。