百合子の秘め事-どんどん感じやすくなって

寺田さんとの二度目のデートは、それからすぐでした。
開いているお店でお茶を飲みながら、先日買って貰った本の感想を話したり、おすすめの本を教えて貰ったり……。
私はファンタジーな小説を読むのが好きなので、寺田さんに私の好きな本のことを話したり。
読書の趣味は、私たち合うみたいでした。

ふとした時に、あの時のことを思い出しちゃってお股が切ない感じになってしまいます。
「そろそろ出ようか」
どうしたらいいのか、こんなことこんな場所で言う訳にも……と思っていると、寺田さんが切り出してくれました。
お互いのカップも空になっていて、もうお代わりをなんていう空気でもなかったのもありましたが。
「今はあまり行けるところがないのが不便だよね。仕方ないけど……百合子ちゃんは、何処か寄りたいところはある?」
外に出て並んで歩きながら尋ねて来る寺田さんの腕に、私は恐る恐る手を伸ばしました。
「あの、寺田さん……」
穏やかな雰囲気の中でホテルに行きたいなんて、言い辛いです。
恥ずかしいという感情の方が強いですし……。
「寺田さんさえ良ければ、私……」
しどろもどろな感じになって、何度も躊躇っている私を、寺田さんは優しい眼差しで見ていました。
「また、したいです……」
「うん、それじゃあ行こう」
微笑んでスマートにエスコートしてくれる寺田さんに、私はもう夢心地になっていました。

今回入ったホテルも、グレードの高そうなところでした。
いつもこんなところに行っていたら、お金は大丈夫なのかな?と余計なことを考えてしまいます。
「この間のことが忘れられなくなっちゃった?」
「はい……さっきも、思い出しちゃって」
お風呂に入った後、私の緊張を解すように肩や髪を撫でながら、寺田さんはお話してくれます。
あんなにしたいって思っていたのに、いざそういうことになるとまた緊張しちゃうなんて。
「ごめんなさい、したいって言ったの私なのに……」
「いいんだよ、初心なところが可愛いんだから」
それに自分に慣れてきたら大丈夫になってくるからねと、寺田さんは今日も優しいです。
寺田さんは今日も丁寧に丁寧に、私の身体の強張りを解すように色んなところを撫でてきます。
身体の中心に、性感帯に触れる前にこうしてリラックスさせてくれたり、全身を撫でたりされるとその後の感度が違うのかなぁ、となんとなく思いました。
ぽかぽかとした心地に身を任せていると、寺田さんの手がおっぱいを揉んで乳首をコリコリしてきます。
「あ、あっ」
触れられるのを待っていたかのように立ち上がっていた乳首に快感が走って、私は上擦った小さな声を上げていました。
ああ、おっぱいが、乳首が気持ちいい……
でもおまんこにも早く触って欲しい。
どんどんエッチな気分になって、腰をくねくねとよじらせてしまいます。
バスローブが肌蹴させられると、寺田さんの顔がおっぱいに近づいて、乳首を舐めたり吸ったりし始めました。
「あ、あぁっ、そんな……」
赤ちゃんみたいなんて、微笑ましい気持ちにはなっていられません。
乳首を吸われたり、ぬるぬるした舌で転がされたりすると、指で触られるのとはまた違う感覚に襲われました。
もう一方の乳首も指が転がしたり捏ねたりされて、寺田さんの顔におっぱいを押し付けるように背中が反っちゃいました。
お腹がきゅんきゅんして、もう待ちきれないと言っているかのよう。
そんな、気持ちいけどもどかしい状態をしばらく続けてから、寺田さんの手が私のおまんこに伸びてきました。
ぴちゃっと恥ずかしいくらい濡れた音がして、でもクリトリスを弄られてすぐ恥ずかしい気持ちが快感に塗り替えられちゃいます。
「ああっ、あぁっ、それ気持ちいいっ……!」
強い刺激を感じてびくびくと腰が逃げてしまうけれど、寺田さんの手が追いかけてきて許してくれません。
クリトリスの快感を味わっていると、寺田さんは同時に膣の周りの花弁を撫でてナカに指を入れてきました。
「あぁぁっ、寺田さん、寺田さんっ」
これが欲しかったんだという感覚があって、膣壁が寺田さんの指を締め付けていました。
「こんなに喜んで貰えるなんて、男冥利に尽きるね」
そう言いながら、抜き差しして私のGスポットを擦り始めます。
クリトリスと一緒に弄られると、ムズムズした感覚をより強く感じました。
「はぁ、あぁぁっ、それ、すごいです、ああぁぁっ!」
私も我慢できなくて腰を揺すってしまい、摩擦が強くなってもっと気持ちよくなっちゃいます。
リズミカルに二点を擦られて、私の腰もくいくいと持ち上がってしまって。
あまり経たないうちに、私はイッてしまいました。
「ぁ……はあ、はぁ……」
私がイッた後も、寺田さんの指は私のナカを解すように動いています。
それを膣肉がキュンキュンと締め付けているのを感じて、恥ずかしいけど幸せな気分になっていました。

「そろそろ入れるね」
指を抜いて、手早くゴムを着けられた寺田さんのおちんちんが、私のおまんこに押し当てられます。
ああ、今日も熱くてビンビンで、すごい……。
私は溜息を漏らしながら頷きました。
早く来てと思っているのに、口には出せずに。
おまんこの肉を掻き分けて、私のナカに反り返ったおちんちんが突き立てられていきます。
入ってくるだけで天井が擦れて、気持ちいい……。
私はお腹をヒクヒクさせながら、立派なおちんちんが奥まで入ってくるのを待ちました。
「動くよ」
「はい……ああっ、はぁん、はぁぁっ!」
天井を強く掻き毟るように、たんたんと打ち付けられる腰遣いがすごいです。
前はよく分かっていなかったGスポットの感覚が、いっぱい擦られて少し掴めてきたみたい。
リズミカルな出し入れの勢いに身を任せ、私はそこに意識を向けるように目を閉じて感じ入っていました。
弓反りの力強いおちんちんが何度も往復して、Gスポットを掻き毟っている。
耳から入ってくるぬちゅぬちゅといういやらしい結合の音も、感覚を鋭くしていくようでした。
私、私、どんどん気持ちよくなってる。
そう感じると、更に気持ちよくなっていくような、際限のない感覚に包まれます。
そのうち足腰がガクガクし始めて、身体が勝手に反り始めて、私は身をよじらせながらイッていました。
「はぁぁん、あぁん、ぁっ、っっっ……!」
息も絶え絶えに登り詰めている私を、寺田さんの腰とおちんちんは更に追い上げて、追い詰めていきます。
何回もイッた感じがあって、苦しい……でも続けて欲しい。
愛液を溢れさせながら、私の身体はそう求めているようでした。

やがて寺田さんも限界になったみたいで、おまんこの中で反り返ったおちんちんが膨らむのを感じます。
「あぁっ、くぅっ、もうイクよ……!」
その時私は、奥に来て欲しい気がして開いていた足を寺田さんの腰に巻き付けていました。
寺田さんの腰遣いが激しくなって、密着したおまんこの奥を膨らんだ亀頭が叩きます。
奥の方に何かGスポットとは別の感覚があるような……まだ気持ちいいかも分からない、未知のものを感じながら、私はコンドーム越しの絶頂を受け止めました。
やっぱり、ザーメンでゴムの先が大きく膨らんでいるのをおまんこの奥で感じます。
これを生で感じたら、きっともっと……そんな感覚がありながらも、何回もイッてしまっていた私はその余韻にぼーっと浸るのでした。

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